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整形地に比べて需要が低いとされる旗竿地。価格面で大きく妥協しなければ売れないのでしょうか?
以下は「旗竿地」を売却に関する情報をまとめています。売却の際にはいくつかの点に注意しなくてはなりません。
細長い通路の奥にある「旗竿地(はたざおち)」は、見た目や利便性の面から敬遠されがちです。
実際、整形地と比べて相場価格が1~3割ほど下がるケースも見られますが、ただし、条件次第では高く売れる可能性もあるため、最初からあきらめる必要は全くありません。
周辺相場を把握し、買い手のニーズに合う形で魅力を高めれば、価格を引き上げることは十分に可能。売却戦略の工夫が重要です。
旗竿地は需要が限定されるため、相場を見誤ると買い手がつかず、売却が長期化するリスクがあります。そのため、まずは複数の不動産会社に査定を依頼し、旗竿地としての現実的な相場を把握することが大切です。
価格設定は、周辺相場よりやや低めにすることで反響を得やすくなりますが、極端な値下げは避けたいところ。値下げ余地を残した戦略的価格の設定が効果的です。
旗竿地の有力な買い手候補が、その旗竿地の隣接地を所有している人。隣地所有者にとっては、自分の土地と隣接する旗竿地が一緒になることで、かえってメリットにつながる可能性があるからです。
もし隣接地の所有者が購入に前向きなら、他の一般の買い手に比べ、高値での取引となるかもしれません。
売却前に一度、隣地所有者への打診を検討してみる価値は十分あります。
旗竿地が「再建築不可」の状態であれば、大きな減額要因となります。建築基準法では、幅2m以上で接道していなければ原則として再建築が認められません。
もし、再建築不可ならば、セットバックや一部通路の拡幅などにより、再建築可能な状態にしてから売却するほうが望ましいでしょう。
また、古家付きの場合は解体せずに「中古戸建て付き」として販売するほうが、固定資産税の軽減や利用用途の広がりにもつながります。
旗竿地は見た目の印象が悪いことも多いため、逆に、簡単な整備を行うだけでも評価が上がることもあります。
たとえば、除草や不要物の撤去、通路部分の砂利敷きなどは、費用を抑えつつ印象を大きく改善できる有効な方法です。
また、敷地内にある古い設備や塀を一部リフォームするだけでも、買い手の第一印象を高めやすくなります。視覚的な魅力の向上は、売却価格に影響を及ぼす重要な要素です。
旗竿地の売却に際しては、一般的な不動産業者ではなく、売りにくい土地の扱いに慣れた不動産業者を選ぶことが非常に重要です。
買取にも対応できる不動産業者であれば、売却の選択肢が広がることに加え、条件次第ではスムーズな現金化も可能になります。
また、不動産業者へ査定を依頼する際には、複数の業者に一括で査定を依頼することも重要。業者間の競争を促し、少しでも高値での売却へとつなげる戦略です。
旗竿地は売りにくい土地という印象が強いことから、買い手側が強気に値引きを求めてくることもあります。
この類の要求に対しては、安易に妥協せず、終始冷静に対応するようにしましょう。
納得できない低価格が提示された場合、まずは相場や土地のメリットを丁寧に説明します。
仮に値引きに応じる場合でも、一気に値下げするのではなく、段階的な交渉を心がけましょう。
急いで売却する特別な理由がないならば、いったん、旗竿地を賃貸活用する選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
駐車場や資材置き場として貸し出せば、固定資産税の軽減とわずかな収益を得られる可能性があります。
また、隣地を一部買い足すことで土地全体を整形化できれば、資産価値の向上にもつながります。
旗竿地でも工夫次第で高値売却が狙える
旗竿地は、一般的な整形地と比べて需要が限られるため、価格が低く見積もられる傾向があることは事実。
ただし上で説明したとおり、売却前の工夫や事前準備次第では、その評価額を引き上げることは十分に可能です。
具体的な方法としては、再建築条件の整理や隣地への売却交渉、リフォーム等による物件の魅力向上など。買い手の関心を集めるため、様々な方策を検討してみましょう。
もとより重要な点は、旗竿地の取り扱い実績が豊富な専門不動産業者に相談すること。旗竿地は特殊な土地なので、その取り扱いを専門とする業者とタッグを組むことで、より高値での売却を目指すことができます。